ホスメモ流おすすめの帳簿の書き方【青色申告向け】

 

「帳簿の書き方を知りたい…」

「青色申告だと帳簿はどのように書けばいい?」

 

上記のような疑問に、会計事務所歴5年のホスメモがお答えします。

thinking

 

 

 

毎月の収支を把握したいのであれば、売上と売上原価だけは発生主義で管理したほうがいいですよ。

いっぽうで販管費は毎月一定のはずなので、現金主義でOKです。

 



ホスメモ流おすすめの帳簿の書き方【青色申告向け】

ホスメモ流の帳簿の書き方をまとめてみました。

 

  1. 発生主義で管理すべきもの:売上、売上原価
  2. 現金主義で管理すべきもの:そのほかの取引すべて

 

1、発生主義で管理すべきもの:売上と売上原価売上と売上原価は発生主義で管理しましょう。

 

ようするに粗利ぐらいは毎月正確に管理しておけば安心だよね、という話しです。

 

販管費は毎月ほぼおなじ金額で推移するので、わざわざ発生主義で管理しなくても大丈夫。

 

いっぽうで売上や売上原価は季節や景気によって、大きく変動するかもしれないので毎月きっちり把握したほうがいいです。

 

実例でみてみましょう。

 

発生主義で管理しないと経営判断を見誤る事例

公開してしまいますが、これはわたしの会社の直近の試算表です。

 

自 2020年 3月~至 2020年 6月
勘定科目 当期累計 20年 3月 20年 4月 20年 5月 20年 6月
売上高 12,400,759 2,747,038 5,821,050 2,487,981 1,344,690
売上原価 6,722,863 114,462 3,856,643 2,063,655 688,103
売上総利益 5,677,896 2,632,576 1,964,407 424,326 656,587
販売費・一般管理費 5,706,204 1,340,713 1,487,342 1,457,823 1,420,326
営業利益 -28,308 1,291,863 477,065 -1,033,497 -763,739
営業外収益 267,257 64,792 74,447 62,290 65,728
当期純利益 238,949 1,356,655 551,512 -971,207 -698,011

 

当期純利益をみると、5月から赤字になっていますよね。

この試算表をぱっと見た人は「この会社もコロナで業績が落ちている」とおもうはず。

 

でもよくみてみると、売上原価がおかしいんです。

というのも3月の売上が約275万円もあるのに、売上原価が約11万円になっているから。

 

この会社の業界では、売上原価は売上の約40%になるはずのでこんなに売上原価が低いわけないんです。

 

それでよくよく調べてみると、売上原価がすべて現金主義で計上されておりました。

 

修正した試算表

修正した試算表はこちらになります。

 

自 2020年 3月~至 2020年 6月
勘定科目 当期累計 20年 3月 20年 4月 20年 5月 20年 6月
売上高 12,400,759 2,747,038 5,821,050 2,487,981 1,344,690
売上原価 6,722,863 1,114,462 3,856,643 863,655 888,103
売上総利益 5,677,896 1,632,576 1,964,407 1,624,326 456,587
販売費・一般管理費 5,706,204 1,340,713 1,487,342 1,457,823 1,420,326
営業利益 -28,308 291,863 477,065 166,503 -963,739
営業外収益 267,257 64,792 74,447 62,290 65,728
当期純利益 238,949 356,655 551,512 228,793 -898,011

 

さっきまでとは印象が全然違いますよね。

3月から5月までは毎月きちんと利益が出ていたのがわかりました。

 

このように売上と売上原価をきちんと発生主義で管理すれば、月次の試算表を分析しやすくなるのでおすすめです。

 

2、現金主義で管理すべきもの:そのほかの取引すべて

売上と売上原価以外は、現金主義で仕訳を作り、決算で発生主義につじつま合わせをする方法でも問題ないです。

 

というもの、販管費はだいたい毎月収支が同じのはずなので、わざわざ発生主義で管理しなくても予測ができるから。

 

さきほどの試算表をもう一度も見てほしいのですが、販管費は毎月140万円前後です。

 

なので経営者は、売上をいかに伸ばし、そして仕入れを減らすかに注力して、粗利で販管費は払えるかを意識しておけば大丈夫。

 

たとえばわたしの会社でいえば、粗利(売上総利益)が140万円を超えていえれば安心できます。販管費をペイできますからね。

帳簿の書き方は学ぶより慣れろ

なんでもそうですが、新しいことを始めるときは学ぶより慣れたほうが早い。

 

そして、それには行動が伴います。

 

帳簿の書き方についても、本を読んだり簿記を学ぶのもいいかもですが、実際に会計ソフトを使って試算表を作ってみたほうが圧倒的に学びがありますよ。

 

クラウド会計ソフトなら、無料でお試しする期間があるのでこれを活用してみてください。

 

もちろん収入が下がっているときは、利用料の毎月1,000円ほどですらケチりたくなると思いますので、購入する必要はありません。

 

それに会計ソフトを使わなくても、エクセルで集計はできてしまいます。

 

けれど、会計ソフトを使ったほうが効率的に作業を進められるし、確定申告書も作れる。

 

トータルで考えると会計ソフトを使ったほうが安上りなので、早く操作に慣れておいたほうがいいですよ。

 

まとめ:おすすめの帳簿の書き方は、売上と売上原価だけ発生主義で管理です

ホスメモ流の帳簿の書き方はこちらでした。

 

  1. 発生主義で管理すべきもの:売上、売上原価
  2. 現金主義で管理すべきもの:そのほかの取引すべて

 

売上と売上原価は毎月発生主義で管理すべきですね。

でないと月次試算表の分析ができません。

 

ほかの取引については、現金主義でOKです。

販管費は毎月一定のケースが多いで、発生主義で管理しなくても、毎月の支出を予測できますからね。

 

コロナで売上を伸ばすのが難しいとはおもいますが、コツコツいまできることを積み重ねていきましょう。

多数のコメント、ありがとうございます(・∀・。)

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