経費漏れなし?法人クレジットカードのメリット・デメリット

「法人クレジットカードのメリット・デメリットを知りたい」

「法人クレジットカードを作る意味はあるの?」

 

このような疑問にお答えします。

 

個人のクレジットカードでも経費は認められるケースはありますが、法人カードにしたほうが無難だと思いますよ。ビジネスのリスクはとことん下げていきましょう。

 

また消費税が増税されたときに、クレカ払いだと消費税分が還元されますよ。

 

法人クレジットカードのメリット・デメリット

法人カードのメリット・デメリットをまとめてみました。

 

メリット 1.ポイントが貯まる
2.会計処理が楽になる
3.経費漏れがしずらい
4.経費否認のリスクを下げれる
5.特典やサービスが充実している
デメリット 1.年会費がかかる
2.月の限度額が小さい
3.キャッシングはできない

 

それぞれ解説していきますね。

 

メリット①ポイントが貯まる

法人クレジットカードでももちろんポイントが貯まります。

これは個人のカードと同じです。

 

還元率も法人と個人で区別はなくて、ほとんどおなじケースが多いです。

たとえばアメックスゴールドカードは個人or法人でも還元率は1%で同じなんです。

 

ただしアメックスは「メンバーシップ・リワード」というポイントプログラムに参加しないと還元率が1%にならないです。年会費が3,000円かかりますが、必ず加入しましょう。

 

第4条 (ポイントの付与)

  1. 各対象カード(対象カードについて追加のカードが発行されているときは当該追加のカードを含みます。)の 各利用毎に、当該利用金額 100 円につきポイントが当該利用額を当社が処理した日の属するプログラム 年度分として当該基本カード会員の対象カードに累積されます。

アメックス:メンバーシップリワード

 

このままいくと、2019年10月に消費税が10%増税されますが、クレカ決済なら2%ポイント還元される予定です。

 

増税されるまえに、法人クレジットカードを発行しておくほうが無難ですね。

 

メリット②:会計処理が楽になる

クレジットカードで支払をまとめれば、会計処理が楽になります。

  1. freeeで自動仕訳
  2. 振込事務作業の削減
  3. 会社現金盗難の防止

 

freeeなどの会計ソフトをつかえば、クレジットカードの支払が自動で仕訳になりますよね。

 

また振込が減れば、振込手数料がかからないですし、振込までの事務作業もずっと減ります。

 

従業員さんの時給を考えれば、クレジットカード払いにまとめたほうがずっと安上がりです。

 

あといいずらいのですが、現金を直接扱っていると、従業員が不正を働きやすいんですよね…バレづらいですし…

 

現金盗難防止としてもクレジットカードで支払をまとめるのがいいと思いますよ。

 

メリット③経費漏れがしずらい

クレジットカードで支払をまとめておけば、経費漏れがしづらくなります。

 

経費漏れがあったまま、法人税の申告を行なっちゃうと基本的にはその経費はムダです…

 

修正申告として、法人税の申告をやり直す方法もありますが、印象があまり良くないのでほとんどの法人は泣き寝入りしちゃっています。

 

担当の税理士も「修正申告をして、税務調査に入られるリスクが高まるなら、そのままのほうがいいと思いますよ。」とか言いますし。

 

まあ、事実なんでしょうが、実情は税理士も「めんどくさい」と思っている場合がほとんどですよ。

 

なので、できるかぎり経費漏れが起きにくい仕組みをこしらえるのが良いでしょう。

となると、クレジットカードで支払をまとめればOKです。

 

クレジットカード払いなのに経費が漏れたら、税理士の責任なので、うまく対処してもらいましょうw

 

④経費否認のリスクを下げれる

法人カードで支払をしていれば、経費を否認されるリスクが下げられると思います。

 

なぜかというと、個人のカードで払っていないので、プライベートな費用が混ざりづらいから。

 

多くの法人は個人のクレジットカードで経費も払っていて、法人と個人の支払がごちゃごちゃになっているんですよね。

 

社長のカードで払っている携帯代だけは、法人の経費にしている経営者はたくさんいます。まあ、きちんと管理ができていればいいのですが、だんだんとアマゾンで買った生活用品を経費に入れ始めちゃったりして、公私混同になりやすいんですよ。

 

税務調査で目を付けられると、経費を否認されるリスクが高まります。

だから法人は専用のクレジットカードを作っておくといいですよ。

 

⑤特典やサービスが充実している

法人クレジットカードも付帯サービスが充実しています。

 

たとえばアメックスゴールドの法人カードにはこんな特典があります。

 

  1. 空港ラウンジ
  2. 海外旅行保険
  3. ヘルスケア無料電話相談
  4. 商品の破損・盗難を補償
  5. 国内航空機遅延費用の補償
  6. 出張、接待の予約キャンセル補償
  7. 福利厚生プログラム「クラブオフ」
  8. ビジネス・ダイニング by ぐるなび
  9. ビジネス・カード会員様限定イベント
  10. ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」年会費無料

などなど

アメックスゴールドビジネス:特典

 

などなど、法人では健康サポート、福利厚生サービス、出張補助サービスがついてきます。

 

またセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスでは、弁護士紹介や弁護士利用割引などの特典もあります。

 

これらは法人クレジットカードならではの特典ですよね。

 

①デメリット:年会費がかかる

ほとんどのクレジットカードがそうですが、年会費はかかります。

もちろんなかには無料のカードもありますけど、ポイントが貯まらなかったり、特典が充実してなかったりするんですよね。

 

年会費を気にする方は、クレジットカードの特典を活かしきれていないor獲得したポイントの活用方法を知らない可能性がありますよ。

 

アメックスゴールドの法人カードなら、接待のレストランを予約してくれたり、福利厚生サービスを受けれたり、ヘルスケアまでしてくれます。また購入した商品の補償、出張キャンセル、飛行機遅延の補償もすべて無料です。

 

ここまでサービズが充実していれば、年会費は気にならないのでは?と思います。

 

デメリット②:月の限度額が小さい

法人のクレジットカードは月の限度額が小さく設定されています。

 

もちろん、クレジットカードの支払が遅れなければ信用度が上がっていって、限度額も引き上げられます。

 

どうして限度額を設けているかというと、法人の場合は会社を倒産させれば、支払を免除できちゃうからですね。

 

カード会社としては、売掛金を回収できないということになるので、恐いですよ。

だからリスクを下げるために月の限度額を決められています。

 

さいしょは30~50万/月になるケースが多いようです。

 

税金の支払いをクレジットカードで払えば、あっという間に上限額に到達しますので、事前にクレジットカード会社に連絡をして、高額支払いの内容を説明しておくといいですよ

 

デメリット③:キャッシングはできない

個人と違って、法人クレジットカードではキャッシングができません。

 

もう理由は分かりますよね?

そう、法人は倒産させれば、借金を返済しなくていいからです。

 

だから法人クレジットカードではキャッシングはないです。

 

法人は銀行や日本政策公庫から融資を受けるのが無難ですね。

 

まとめ:法人クレジットカードはメリット・デメリットを理解して発行しましょう

法人カードのメリット・デメリットはこれでした。

 

メリット 1.ポイントが貯まる
2.会計処理が楽になる
3.経費漏れがしずらい
4.経費否認のリスクを下げれる
5.特典やサービスが充実している
デメリット 1.年会費がかかる
2.月の限度額が小さい
3.キャッシングはできない

 

振込は事務作業がたいへんなので、できるかぎり支払をクレジットカードにまとめておくといいですよ。

 

そうすればポイント貯まりますし、従業員が不正を行いづらいですし、経費漏れも減ります。

 

消費税の増税に備えて、今のうちに法人クレジットカードを1枚発行しておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。