「副業FXはいくら稼ぐと確定申告が必要になる?」
「バレない方法はない?」
このような疑問にお答えします。
副業FXで20万円を超えて稼げば確定申告が必要になりますよ。
副業FXは20万円を稼ぐと確定申告?
副業FXで20万円を超えて稼げば、確定申告が必要になりますので覚えておきましょう。
給与所得がある方が確定申告をするときの収入額
- 給与の年間収入金額が2,000万円を超える方
- 給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の金額が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える方
- 給与を2か所以上から受けていて、かつ、その給与の金額が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)との合計額が20万円を超える方など
国税庁:給与所得がある人
たとえば普段はサラリーマンをしていて、年収が300万円くらいだとしましょう。
で、FXで年間30万円の利益を出したとします。
この場合はFXで20万円を超えて稼いでいるので、確定申告が必要でした。
ではFXでマイナス100万円を出してしまったらどうなると思いますか?
そう、利益が20万円を超えていないので確定申告は不要なんです。
でもこの赤字の100万円は確定申告をすることで、過去3年間にわたって繰越すことができます。(経費のように使うことができます)
FXの赤字は3年間繰越せます
確定申告をすることで、FXの赤字は3年間繰越せますよ。
「先物取引に係る雑所得等の金額」の計算上生じた損失の金額は、一定の要件の下で、翌年以後3年間にわたり繰り越し、その繰り越された年の「先物取引に係る雑所得等の金額」を限度として、一定の方法により、「先物取引に係る雑所得等の金額」の計算上差し引くことができます。
国税庁:赤字の繰越
たとえば2018年に赤字で300万円を計上したとしましょう。
で、2019年にFXの黒字が100万円になったとしたら、FXの所得は100万-100万=0円になります。
つまり赤字を経費のように使えるんですよ。
上記の例ではまだ200万円の赤字が残っているので、これを2020年のFX所得と相殺することも可能です。
ただし、FXの所得はFXどうしでないと損益通算できないです…
FXは他の所得と損益通算できません
事業所得とちがい、FXは他の所得と損益通算できないので注意しましょう。
先物取引に係る雑所得等の金額の計算上、損失が生じたときは、他の先物取引に係る雑所得等の金額との損益の通算は可能ですが、先物取引に係る雑所得等以外の所得の金額との損益通算はできません。
副業でFXをやっていると、FXの損失を給与所得と合算させたくなるんですよね。
でもこれできないです。
いっぽうで事業所得で赤字を出すと、給与所得と損益通算できちゃうんですよね…ずるい気もしますが、FXは損益通算できないので覚えておきましょう。
副業FXをバレないようにするには?
副業FXをバレないようにするには確定申告をするしかないです。
FXを運営している取引所は、年間取引報告書を税務署に提出しています。
そのため、あなたが確定申告をしていなくても税務署はいくら稼いだのか把握していますし、確定申告をしていないことも分かっています。
取引所で口座を作るときに身分証明書やマイナンバーを求められましたよね?
これら個人情報も税務署に報告されるので逃げ場はなしです…
始めからきっちりと確定申告をしていた方がリスクが低いですので、副業FXを始めるのであれば確定申告をする気持ちでいましょう。