「会計ソフトでシェアが多いのはどれ?」
「どの会計ソフトを選んだ方がいいの?」
会計事務所歴5年のホスメモ が、上記のような疑問にお答えします。
会計ソフトのシェアが多いのは弥生会計です。
なぜかというと、会計事務所が「弥生会計を買ってください」と事業者にお願いしているから。
これだけの理由です。
事業者の業務効率化や費用節約を考えれば、クラウド型の会計ソフトを選んだ方が有利なんですけどね。
会計ソフトのシェアで弥生会計が多い理由
会計ソフトのシェア数で弥生会計が多い理由は、会計事務所が「弥生会計を使ってください」と事業者にお願いしているからです。
おそらく記帳代行を自社でしている事業者さんに多いですかね、こう言われてしまうのは。
会計事務所側の立場で考えれば、おなじ会計ソフトを事業者に使ってもらう方がラクです。
弥生会計にデータをインポートする必要はなくなりますし、慣れた会計ソフトなので操作もしやすい。それに万が一、会計ソフトの操作方法の質問が来ても対応できます。
だから税理士や会計事務所に勧められて、弥生会計を選んだという事業者さんは多いんですよね。
事業者にとってはクラウド型の会計ソフトのほうがメリット大
しかしながら、事業者側の作業効率や費用の節約を考えると、クラウド型の会計ソフトのほうがメリットは大きいです。
というのもクラウド型の会計ソフトは、つぎの3つのように作業効率化が徹底されていあるから。
- 自動仕訳がある
- 給与ソフト等とデータ連動できる
- データ連動をするから入力ミスが減る
経営とは効率化をとことん求めるもの。
たとえばクラウド型の会計ソフトを導入して、経理の人件費がどれだけ節約できるか想像してください。
会計ソフトと給与ソフトのデータ連動だけでも毎月1時間は節約できます。
もっといえば、タイムカードはウェブ入力や指紋認証にすれば、自動で勤務時間が集計されるので給与計算は一瞬で終わります。
これだけで1~2日分の人件費が毎月節約できる計算なので、1~2万円は人件費をカットできる。
すごくないですか?
会計事務所はクラウド型会計ソフトを使いたがらない
会計事務所の税理士さんたちは、クラウド型の会計ソフトを使いたがりません。
理由はカンタンで、動作が遅いから。
クラウド型の会計ソフトは手入力を想定していないので、ごりごりデータ入力をしている会計事務所の方からすれば動作はおそい。
だから、会計事務所の職員はインストール型の会計ソフトを押します。
でも、これって世の中の流れに逆行していますよね?
事業者のメリットを考えれば、圧倒的に業務効率化ができるクラウド型の会計ソフトを選ぶべきです。
メリット・デメリットについてはこちらの記事をどうぞ。
ホスメモ :クラウド型の会計ソフトを選ぶメリット・デメリットは?【比較】
発表されるクラウド会計ソフトのシェア率があやしい件
いくつかの研究所が発表したクラウド会計ソフトのシェア率をみたのですが、「ほんとかよ」と毎回思います。
調査方法を明確にしていないケースが多く、正直に申し上げてあやしいと思います。
なので、ホスメモ ではシェア率はいいません。
弥生会計のシェアが多い理由は、会計事務所が押しているからという事実だけ申し上げます。
もしそれでもシェア率が気になるのであれば、
- サンプルはどのように集めたのか
- サンプル数はいくつか
- サンプルの年齢層
- アンケートの内容
というぐあいに、前提条件を細かく絞っていかないと、正しい判断はできないですよ。
けっきょくシェア数で選ぶのではなくて、ご自身で使ってみて、「今後も使っていけそう」と感じたものを選ぶべきですね。
なので無料お試し期間などを利用して、使ってみなければどれがいいか判断するのは難しいのではないか?と思います。
まとめ:会計ソフトはシェア数ではなくて、納得したものを選ぼう
会計ソフトのシェア数で弥生会計が多い理由は、会計事務所が事業者に買わせているからでした。
もちろん、弥生会計はいいソフトです。毎日ごりごりデータ入力をする会計事務所の職員にとっては。
しかし、実際に会計ソフトを使うのは事業者です。
であれば、業務効率化が図れるクラウド型の会計ソフトを選ぶべき。
データ連動や自動仕訳で、どれだけ人件費をカットできるのか想像してください。
ネットで決済が増えて現代では、取引数も増えているのでパソコンでぽちぽちデータ入力していたら、いつまで経っても仕事は終わりません。
クラウド型の会計ソフトを使い、ビジネスを加速させましょう。