合同会社におすすめの会計ソフトは?【3つだけです】

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「合同会社におすすめの会計ソフトを知りたい…」

「失敗したくなので、おすすめを教えて」

 

上記のような疑問にお答えします。

 

合同会社におすすめの会計ソフトは3つありますよ。

従業員がいると、給与ソフトも必要なので連動性があるソフトがいいとおもいます。

 

会計事務所勤務歴5年のわたしが、実際に会計ソフトを使ったうえで解説します。

 

✔️この記事の内容

・合同会社向けの会計ソフト3選

・会計ソフトの比較

・会計ソフトのメリット・デメリット

・よくある質問

 

合同会社におすすめの会計ソフトは3つだけ。

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ずばりこの3つだけです。

 

  1. freee
  2. 弥生会計
  3. マネーフォワード

 

各会計ソフトの説明をするまえに、法人の会計ソフトではなにが必要になるのかを知っておきましょう。

 

法人向け会計ソフトで必要な機能

法人の会計ソフトで必要な機能はこちらですね。

 

  1. 決算書の作成
  2. 消費税の集計
  3. 固定資産台帳
  4. 総勘定元帳
  5. 給与計算
  6. 支払調書の作成
  7. 源泉徴収票の作成

 

1〜4は税務調査で提出が求められる資料なので必須ですね。

融資を申請するときにも決算書は提出します。

 

また法人になると、消費税の申告をしている企業が大半ですから消費税の集計機能も大事。

 

5〜7は役員報酬や従業員の給与を計算等するのに、必要になります。

ほとんどは給与ソフトの機能ですね。

 

つまり、合同会社は会計ソフトと給与ソフトの両方が必要になるというわけです…。

 

2つも準備しなければいけないので、いまの会社の規模に応じて、会計ソフトの料金プランを検討すべき。

 

ではさっそく各会計ソフトを比較してみましょう。

 

合同会社が使うべき会計ソフト3社を比較

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法人になると、給与計算が必ず必要なので給与ソフトと会計ソフトはセットで考えるべきです。

 

簡単にまとめみました。

  • 会計freee:初心者向けの会計ソフト。簿記が分からなくても仕訳がつくれる。基本的には自動仕訳で帳簿を作るイメージ。消費税申告書の作成もできる。月額1980円〜。
  •  

  • 人事労務freee:圧倒的に使いやすい給与ソフト。年末調整から法定調書の作成もOK。月額1980円〜。
  •  

  • 弥生会計オンライン:会計事務所が勧める定番ソフト。プランを一番上にすると、仕訳作成の相談できる。年間26,000円〜。
  •  

  • やよいの給与明細オンライン:給与計算のみ対応。年末調整や法定調書はつくれません。月額450円〜。
  •  

  • MoneyForwardクラウド会計:パッケージ販売のみで、会計ソフトと給与ソフトを両方つかえる。自動仕訳がもっとも使いやすい。消費税申告書に対応していないのが残念。月額3,980円〜。

 

1、会計freeeと人事労務freee

年間売上が1,000万円を超えていて、自動仕訳を使いたいのであれば、会計freeeと人事労務freeeがですね。

 

消費税の申告書まで対応しているのは、今のところ会計freeeだけ。

 

正直にもうしあげて、日本の中小企業の6割が赤字申告ですが、消費税だけは数百万円単位で納税しているケースが多いです。

 

なので、消費税関連の機能はしっかりした会計ソフトを選んだ方がいいですよ。

 

ただ、人事労務freeeが月額1980円〜からで「ちょっと高いかも」と感じますよね?

 

でも機能を考えると実際はほかの会計ソフトとほぼ同じ値段です。

 

それに会計freeeで消費税の節税ができるだけで、年間の会計ソフト代なんて一瞬でペイできます。

 

消費税の課税事業者になるくらいの規模の法人であれば、freeeを選べば間違えないです。

 

2、弥生会計オンラインとやよいの給与明細オンライン

帳簿作成は、基本的に税理士に依存するかたちを取るのであれば、弥生会計ですね。

 

弥生会計オンラインはいいのですが、やよいの給与明細オンラインは給与計算だけしかできないので、年末調整や法定調書の作成は税理士に依頼するしかありません。

 

また会計事務所は弥生会計が大好きなので、「会計ソフトは弥生会計オンラインを使用してください」と指定されるかもしれませんね。

 

なぜかというと、弥生会計は法人税申告書等を作成する「達人」というソフトと相性がよいからなんです。

 

しかしながら、弥生会計は簿記の知識があるエキスパートには使いやすいですが、初心者さんは戸惑うかもです。

 

それと、自動仕訳やAIを活用した勘定科目の予測等の最新技術には、キャッチアップできていない点もおさえておいてください。

 

freeeとマネーフォワードを使ったあとに弥生会計をつかうと、IT技術レベルが全然違うなと気づくはずですよ。

 

弥生会計を使う場合は、税理士費用と会計ソフト料をセットで考えた方がいいと思います。

 

3、MoneyForwardクラウド会計のパッケージ

マネーフォワードもいいとおもいます。

 

自動仕訳はfreeeよりも使いやすく、他の会計ソフトでは未対応の「キャッシュフロー計算書」を作れるのもマネーフォワードだけです。

 

ただしネックなのが、消費税の機能ですね…。

 

消費税の集計から申告書まで作成できないと、会社の規模が大きくなるにつれてのちのち「イケてなくない?」と感じてくるんですよね。

 

ここをどのように評価するかで、freeeかマネーフォワードを選ぶ基準になると思います。

 

料金については、マネーフォワードはパッケージ販売で月額3,980円〜で、これって会計freeeと人事労務freeeを導入したときの値段とほぼかわりません。

 

合同会社向け、クラウド型会計ソフトのメリット・デメリット

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これまで紹介してきたのはクラウド会計ソフトです。

じつはデスクトップ型の会計ソフトも存在するんですね。

 

そこでクラウド型会計ソフトのメリット・デメリットもおさえておきましょう。

 

  • メリット①:簿記を知らなくても自動仕訳が作れる
  • メリット②:給与ソフトと連動できる
  • メリット③:税制改正に対応できる
  • デメリット①:動作がおそい
  • デメリット②:毎月利用料がかかる

 

メリット①:簿記を知らなくても自動仕訳が作れる

自動仕訳は便利ですし、税理士費用を削減する交渉手段にもなります。

 

なぜかというと、税理士費用は、顧問料+記帳代行料で成り立っており、自動仕訳をつかえば記帳代行の工数を減らすことができるから。

 

つまりクラウド会計ソフトをつかえば税理士報酬も節約できるかもしれないというわけです。

 

簿記の知識がないのにもかかわらず、自動で仕訳がつくれるのがクラウド会計ソフトの大きなメリットですね。

 

メリット②:給与ソフトと連動できる

さらにおなじ会社のクラウド会計ソフトと給与ソフトをつかえば、連動が可能です。

 

たとえばfreeeと人事労務freeeを使っていれば、人事労務freeeで確定した給与情報をもとに会計freeeで仕訳が自動で作成されます。

 

freeeヘルプセンター:給与明細の確定時に会計freeeに仕訳を自動作成

 

これって、かなりすごいですよ。

 

たとえば従業員が10人以上いたとしたら、一人ひとりの給与を毎月仕訳にしていたら、どれだけの工数になると思いますか?

 

毎月1時間はかかるはずです。

 

で、その経理さんの時給が1500円だったら、、、会計ソフトと給与ソフトが連動できることで、月1500円分業務の効率化になります。

 

ちなみにデスクトップ型の会計ソフトでは、このような連動はありません。だからクラウド型の会計ソフトがいいんですよ。

 

メリット③:税制改正に対応できる

税金の法律が毎年改正されていたのをご存知でしたでしょうか?

 

2019年は消費税が10%に増税されたので、分かりやすかったですよね。

 

知らなかったかもですが、2020年からは「給与所得控除が10万円ダウン」し、「基礎控除が10万円アップ」しました。

 

このように税金の法律は毎年アップデートされており、その度に会計ソフトもアップデートしなければなりません。

 

その点、クラウド会計ソフトは毎月料金を支払うかわりに、最新の税務改正に適合してくれます。

 

もしデスクトップ型の会計ソフトを買ってしまっていたら、新しいものに買い替えなければいけなくなります。もしくは保守サービスに入って、アップデート。

 

けっきょくはクラウド型、デスクトップ型のどちらを選んでも会計ソフトの費用は毎月、毎年発生してしまうものなんです。

 

それならクラウド型のほうがお得感がありませんか?

 

デメリット①:動作がおそい

じつはクラウド型の会計ソフトは、デスクトップ型に比べて動作がおそいです。

 

だから毎日会計ソフトをバリバリ使用する会計事務所は、デスクトップ型を好みます。

 

クラウド型の会計ソフトはたしかに動作がおそい。

 

でも自動仕訳があるので、そもそも会計ソフトをそんなに長時間使わなくても、十分業務は回るんですよ。

 

給与ソフト等と連携もできるので、作業は効率化されていますし。

 

それに5Gが導入されれば、クラウド型会計ソフトの動作ももう少し早くなるかもしれません。

 

なので会計事務所を運営しているわけでないなら、クラウド型のほうが動作が遅くてもコスパがよく、作業効率もいいでしょう。

 

デメリット②:毎月利用料がかかる

クラウド型はデスクトップ型のように購入ではなくて、利用料を支払うかたちなので、毎月費用がかかります。

 

しかし、税制改正で会計ソフトは毎年アップデートしなくてはならず、デスクトップ型も買い替えるか、保守サービスに入らないとけっきょく長くは使い続けられません。

 

となると、毎月の支払額が小さいクラウド型の会計ソフトのほうがコスパがいいですね。

 

合同会社向けの会計ソフトでよくある質問

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合同会社向けの会計ソフトでよくある質問をまとめました。

 

  • ①クラウド型とデスクトップ型はどちらがいい?
  • ②シェアが多いのはどの会計ソフト?
  • ③いつから会計ソフトを使う?

 

1、クラウド型とデスクトップ型はどちらがいい?

会計事務所を運営しないかぎりは、クラウド型の会計ソフトがいいですよ。

 

デスクトップ型は高いですし、けっきょく毎年の税制改正で新しいものに買い替えるハメにもなります。

 

いっぽうでクラウド型会計ソフトは、月額払いと年払いを選べます。

 

もし「この会計ソフトあわないな」と感じたら、翌月に解約することだってできるんです。

 

データはすべてcsvでエクスポートして、他の会計ソフトにインポートできるようになっています。

 

なので乗り換えもしやすく、最新の税制に適合したクラウド型会計ソフトのほうがいいでしょう。

 

これからの時代の流れを考えると、クラウド型のほうがテレワークもしやすいですし!

 

2、シェアが多いのはどの会計ソフト?

さまざまな媒体が会計ソフトのシェア数を公表していますが、どれも数字がバラバラでした。

 

おそらく調査方法や調査対象が違うからだとおもいます。

 

ホスメモではあえてシェア数が多いのは「この会計ソフトです」とは書きません。

 

というのも、読者に誤った情報を与えたくないですし、ネットで上がっているシェア数には「誘導的な見せ方をしているな」と感じるから。

 

私の肌感覚でいえば、シェアのトップは、まだ弥生会計です。

ですが、freeeとマネーフォワードにパイを奪われつつあると思います。

 

弥生会計のシェアが多かった理由は、多くの会計事務所が使っているからですね。

だから弥生会計は会計事務所よりのソフトなんですよ。

 

いっぽうでfreeeやマネーフォワードはIT企業が、効率化を目指して商品開発しているため、事業者のユーザー数を伸ばしてきました。

 

またfreeeには専属の税理士がいるように、税理士もクラウド会計ソフトを使い始めています。

 

シェアよりも、あなたが実際に使ってみて「これなら使い続けられそう」と感じた会計ソフトを選ぶのがいいとおもいますよ。

 

3、いつから会計ソフトを使う?

正直に申しあげて、会計ソフトは今すぐに使うべき。

 

スタートアップ企業だと、まだ売上が安定してないから会計ソフトはまだ導入しないようにしがちですが、これは大間違いです。

 

というもの、過去の帳簿をしっかり記録していないと、将来的に助成金や融資を受けるときに困るからです。

 

たとえば今回のコロナで、融資や助成金等をうけるときに求められているのは、前期の決算書や申告書です。

 

会計ソフトをつかっていないに、これらの書類を準備するのは相当手間ですよ。

 

それに、売上が立ち始めたときは、売上を伸ばすことに精一杯になるので、会計ソフトをどれにしようか選んでいる時間なんてありません。

 

だから悩んでいる時点で、ちょっと言い方がきつくて申し訳ないのですが、アウトなんですよね。

 

赤字であっても、赤字をきちんと記録しておけば、数字で改善点を見つけられますし、将来のための財産データにもなります。

 

事業を始めたら、すぐに会計ソフトを導入しましょう。

会計ソフトを始めてみよう

freee、弥生会計、マネーフォワードの始め方はとてもシンプルです。
なんと、メールアドレスを登録するだけで始められます。

 

この記事では、freeeの登録手順だけ手短に説明しますね。

 

まずはfreeeのページで「無料で始める」をクリックしてください。

freee-lp

 

つづいて、個人事業主を選んで、メールアドレスとパスワードを設定します。

freee-ad

 

その後、freeeのプランを選ぶページに飛びます。文字が小さいのですが、「スタータープランのお試しはこちら」を選択してください。これで無料体験できます。

freee-plan

 

これでfreeeが使えます!確認として、赤字で「スタータープラン残り30日」と表示されていれば平気です。

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*30日以降も利用する場合は、クレジットカードを登録する必要があります。

クレジットカードの登録も不要なので、解約忘れてて、「勝手に引き落としがかかってしまった‥‥」という失敗もありません。

 

それといきなり購入するのはやめましょうね

 

どの会計ソフトも無料でお試しが可能です。まずは無料で試してみて、使いやすいものを選んでみてください。

 

会計ソフトと給与ソフトを両方導入すると、年間5万円ほどかかります。

でも事務作業が効率化することで、人件費、税理士の記帳代行料も節約できます。

 

さらに余った時間で節税対策もできるので、年間5万円なんて、すぐに回収できてしまいますよ。

 

まとめ:合同会社におすすめの会計ソフトは3つだけ。

法人になると、給与計算が必ず必要なので給与ソフトと会計ソフトはセットで考えるべきでした。

  • 会計freee:初心者向けの会計ソフト。簿記が分からなくても仕訳がつくれる。基本的には自動仕訳で帳簿を作るイメージ。消費税申告書の作成もできる。月額1980円〜。
  •  

  • 人事労務freee:圧倒的に使いやすい給与ソフト。年末調整から法定調書の作成もOK。月額1980円〜。
  •  

  • 弥生会計オンライン:会計事務所が勧める定番ソフト。プランを一番上にすると、仕訳作成の相談できる。年間26,000円〜。
  •  

  • やよいの給与明細オンライン:給与計算のみ対応。年末調整や法定調書はつくれません。月額450円〜。
  •  

  • MoneyForwardクラウド会計:パッケージ販売のみで、会計ソフトと給与ソフトを両方つかえる。自動仕訳がもっとも使いやすい。消費税申告書に対応していないのが残念。月額3,980円〜。

 

会計ソフトには、クラウド型とデスクトップ型がありましたよね。

 

クラウド型のほうが、税理士の記帳代行料を節約できますし、毎年の税制改正にも対応してくれるのでおすすめでした。

 

デスクトップ型と比べて、動作がちょっと遅いのが難点ですが、一日中会計ソフトを使うわけではないので問題ないと思います。

 

それにクラウド型のほうが、テレワークに対応しやすいので、今の時代の流れを考えるとクラウド型に決まりですね。

 

ホスメモでは、すべての会計ソフトを操作経験があります。

会計ソフトの操作方法や仕訳方法でわからないことがあれば、当サイトのお問い合わせかorツイッターから相談してください。

 

無料でお答えします。

※税務相談は一切うけれないのでご了承お願いします。

 

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