「個人事業主だけど、口座を分けたほうがいい?」
「どのように銀行口座をわければいいの?」
「事業用口座って必要?」
このような疑問にお答えします。結論をいうと、銀行口座は事業用とプライベート用で明確に分けましょう。とはいえ、事業用口座を作る必要はまではないです。
個人事業主は銀行口座を2つに分けよう
個人事業主は銀行口座を2つに分けましょう。
- 事業用
- プライベート用
なぜ銀行口座を分けるかというと、管理がめんどうだからですw
1つの事業用の口座に取引を集中させる
事業用の口座は1つあれば十分です。その口座にお仕事にかかわるすべての取引を集中させましょう。
口座は一つにまとめたほうが管理がしやすくていいんですよ。もし税務調査が入ったときでも、口座を見せれば取引の全体像が分かるので、準備もしやすいです。
基本的に税務調査では、過去3年分の資料を準備しなくてはいけないです。ちょっと想像してほしいのですが、過去3年分の取引内容を出せと言われてすぐに準備できますか?なかなかむずかしいですよね。
だから管理の手間を省くために、1つの事業用の口座に取引をすべて集中させるのがいいですよ。規模が大きくなれば、もうひとつ口座を作ってもいいと思います。
プライベート用の口座に仕事の取引を含めない
生活費などプライベートな支出を管理している口座から、経費を落としたり、売上を振り込ませたりしないほうがいいですよ。
一つの口座から、プライベートなものと事業用の取引を管理していると「経費も公私混同しているのでは?」と疑われる可能性があります。そのあと厳しめにチェックをされて、一部の経費を否認されてしまえば、ペナルティ付きで税金を払うことになってしまいます…
このように誤解を招く前に、口座はプライベートと事業用で明確に分けておくことをおすすめします。
個人事業主の銀行口座は事業用でなくてもOK
個人事業主なら事業用の口座を作れますが、わざわざ事業用で口座を作らなくてもOKです。
事業用口座では、振込先の名義を屋号にできるのでまるで法人口座のように使えるんです。でも事業用口座を開設するには、開業届や前年度の確定申告書などの資料の提出が求められるケースが多いです。それに銀行印も新たに作ったりと手間もかかります。
「そこまでして事業用口座を作る意味ってあるの?」って思っちゃいますよね。だから事業用口座は作らなくてOKです。
とにかく公私混同の口座だと思われないように、プライベートと明確に分けていれば
問題ないです。