会計ソフトを使わないでも平気?確定申告はどうする?

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「会計ソフトは使わなくても平気?」

「会計ソフトを使わないで確定申告までしたい」

 

上記のような疑問にお答えします。

 

おそらくこの記事を開いてくれた方は、まだ事業を始めたばかりで、売上もまだ安定していないのではないでしょうか?

 

小規模のうちは会計ソフトを使用せず、エクセルで帳簿を管理する方法もありますよ。

また確定申告では裏技もありますw

 

ただしそれなりの規模になったら会計ソフトに移行しましょう。

 

会計ソフトを使わないでも大丈夫な人

会計ソフトを使わないでも大丈夫な人をまとめました。

 

  1. 売上がまだ低い
  2. 白色申告で確定申告する
  3. 税務署で確定申告を作ってもらう

 

知らなかった方も多いと思いますが、税務署に行けば無料で確定申告書の作り方を教えてくれます。

 

なので、会計ソフトを使う余裕がない方は、エクセル等で帳簿を管理して、確定申告のときは税務署に行くのもアリです。

 

売上がまだ低い

売上が不安定で、まだまだ低い方は会計ソフトを使わないでOKです。

たとえば年間売上が100万円に満たない方など。

 

たぶん会計ソフトの毎月の利用料を払うのがきついとおもうので。

 

そのかわり確定申告では帳簿が必要なので、エクセルやGoogleスプレッドシートで管理しましょう。

 

最低限管理すべきは、「現金の入出金」ですね。俗にいう現金出納帳のこと。

日付と勘定科目、内容を記載し、入出金額を計上すればOKです。

 

具体例を載せておきますね。

 

日付 勘定科目 内容 出金額 入金額 残高
4/1 会議費 スターバックス 308 (308)
4/1 消耗品費 ファイル 1,080 (1,388)
4/2 接待交際費 つるとんたん 28,000 (29,388)
4/5 売上 ホスメモ商事 50,000 20,612
4/6 通信費 ソフトバンク 8,800 11,812
4/7 売上 ホスメモ株式会社 150,000 161,812
4/25 水道光熱費 電気、ガス代 7,500 154,312
4/25 地代家賃 事務所 70,000 84,312
4/30 売上 ホスメモパートナーズ 450,000 534,312
4/30 仕入 4月分 200,000 334,312
合計 315,688 650,000 334,312

ホスメモ:青色申告の帳簿の作り方まとめ【現金出納帳・仕訳を例で解説】

 

 

これを12ヶ月分作成して、最後に勘定科目ごと合計額を出せば完ぺきですw

 

白色申告で確定申告する

白色申告で確定申告をされるのであれば、会計ソフトは使わなくてもOKです。

 

青色申告は電子帳簿の保存があれば65万円控除が取れるようになったので、会計ソフトを使うべきですが、白色申告には関係ありません。

 

そのかわり白色申告だと、65万円控除やその他の青色申告のメリットは受けれないですが…

 

なので青色申告にしたいときに、会計ソフトを使うのもアリです。

 

とはいえ青色申告には早めに移行したほうがいいですよ。

青色申告の65万円控除の節税効果はいくら?検証してみました」で検証したのですが、65万円控除の節税効果は、所得が100万でも手取りで8万円プラスに変わりました。

 

いっぽうで会計ソフトの利用料といえば、月額1,000円弱が多いので年間でも15,000円以下です。

 

で、15,000円で80,000円以上の節税効果が得られるなら、さっさと会計ソフトを使用したほうがいいですよね。

 

税務署で確定申告を作ってもらう

税務署で確定申告書を作ってもらう方は、会計ソフトなしでもOKです。

レシートや帳簿の資料を持参して、税務署に行きましょう。

 

長時間待たされるとはおもいますが、税務職員が確定申告書を作成してくれます。

 

ただし、節税は期待できないと思っておきましょう。

だって、税金を集めている役人が、納税者の税金を計算するんですよ?

 

税務署に不利になるような帳簿は作らないはずです。

なのでおのずと事業関連性が低いとすこしでも感じた経費は否認して、多めに納税させるように申告書を作られる可能性はあります。

 

なので売上がまだまだ小さいときだけ、税務署の職員にお願いしましょう。

 

つづいては会計ソフトを使うべき人について書きますね。

 

会計ソフトを使うべき人

会計ソフトを使うべき人はこちら。

 

  1. 青色申告の方
  2. 売上が十分ある

 

青色申告で節税する方

青色申告の65万円控除を受けるのであれば、会計ソフトをつかましょう。

 

2020年の確定申告から、青色申告の控除で条件が追加されました。

電子帳簿or電子申告をすれば65万円控除で、それ以外では55万円控除に減額されてしまいます。

 

電子申告はかなり面倒ですし、マイナンバーの記載も求められてしまうので会計ソフトで電子帳簿を作成するのがおすすめです。

 

65万円控除で手取りは8万〜36万円ほどは増えるので、会計ソフトの利用料を払っても十分ペイできますよ。

 

いくら手取りが増えるのかについては「青色申告の65万円控除の節税効果はいくら?検証してみました」でご確認ください。

 

売上が十分ある方

売上が数百万以上あるのであれば、会計ソフトを使うべきです。

 

起業したての頃は、売上を延ばすことに必死ですが、そのあとのフェーズではいかに節税するかが重要になります。

 

たとえば課税売上が1,000万円を超えると、消費税の確定申告も必要になってしまいます…

 

あとは税務調査に入られた時も、会計ソフトで帳簿を管理されてないとあまりいい印象は受けないです…もちろん、会計ソフトを使っていなくてもきっちり帳簿を作成できていればいいのですが。

 

でもやっぱり、売上がある程度安定しているのであれば、会計ソフトは使うべきです。

数十万するソフトを買うわけでもないので、迷わず会計ソフトを導入しましょう。

 

それにいまの会計ソフトは、確定申告書まで作成できるので、ご自身で確定申告書を作成することもできます。これで税理士に依頼する確定申告料10万円も節約できますw

 

まとめ:売上が低い方は会計ソフトを使わないでもOK。でも青色申告にするなら使うべき

会計ソフトを使わないでも大丈夫な人はこちらでした。

 

  1. 売上がまだ低い
  2. 白色申告で確定申告する
  3. 税務署で確定申告を作ってもらう

 

いっぽうで会計ソフトを使うべき人はこちら。

 

  1. 青色申告の方
  2. 売上が十分ある

 

年間売上がたとえば100万円に満たないくらいの方は、会計ソフトは使わなくてOKです。エクセル等で現金の入出金だけ管理しておきましょう。

 

で、確定申告は税務署でお願いするかんじで。

 

いっぽうである程度売上がある方は、会計ソフトを使い、かつ青色申告にすべきです。

 

65万円控除の節税効果はだいたい8万〜36万円なので、会計ソフトの利用料を年間約15,000円払ってもペイできます。

 

青色申告にするには条件がいくつかありますが、会計ソフトをつかえば自動でクリアされます。

 

また2020年の確定申告から、電子帳簿or電子申告をすれば65万円控除、なければ55万円控除に減額されるので、今のうちから会計ソフトを導入してなれておきましょう。

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