ホステスはじぶんで確定申告をしなければいけない。お店のスタッフや同僚のかたから聞いていて、なんとなく知っているとおもいます。
たしかにその通りです。でもやらなきゃいけないっていう義務感ではやる気が出ませんよね。
じつはホステスさんはぜったいに確定申告をしたほうがいい。理由は税金がずっと安くなるからです。それに確定申告をしていたほうが安心感があります。
もうすこし詳しく見ていきましょう!
ホステスが確定申告をしたほうがいい5つの理由
おもにつぎの5つが確定申告をしたほうがいい理由になります。
- 税務調査に入られるリスクが下がる
- 所得税、住民税、国民健康保険料がやすくなる
- 個人事業主は確定申告をしないといけない
- 1年間のお金を管理できる
- 親や会社にバレないで済む
税務調査に入られるリスクが下がる
確定申告をしていれば、よほどのことがないかぎり税務調査は来ないと考えていいとおもいます。
問題なのは確定申告をしていない「無申告」のとき。
びっくりするかもしれませんが、無申告のまま3〜5年過ごすことはできます。
しかし、かならず税務調査が来ます。
どうしてそう言いきれるかというと、税務署のひとは個人の通帳データをすべて見れるからです。だから通帳にお給料が振り込まれていると、確実にバレる。
でも「現金でお給料をもらっているから大丈夫かも」って考えるひともいるかもしれませんね。
残念ながら、現金でお給料をもらっていてもバレます。
どうしてかというと、個人事業主として働いている会社が、ホステスのAさんに年間でいくら報酬を出しましたと報告をしているからです。それが「支払調書」です。
所得税、住民税、国民健康保険料がやすくなる
知らなかったかたも多いと思いますが、「確定申告書」をもとに、所得税、住民税と国民健康保険料が計算されます。
そのため、確定申告をして「所得」をちいさくすれば、所得税、住民税、国民健康保険料もちいさくなります。(*所得=売上ー経費)
だから確定申告はしておいたほうがいい。お金を払って税理士に頼んでも、損はしないとおもいます。
個人事業主は確定申告をしないといけない
ホステスのかたは従業員ではなく「個人事業主」になるため、年間で38万円以上稼ぐと確定申告が必要になります。
どうして「38万円以上」かというと、「基礎控除が38万円」だからです。
「基礎控除」は税金を計算するときに、「所得」から引かれるので、所得が38万円以下なら所得税は0円になります。
1年間のお金を管理できる
税金をやすくするために確定申告をすれば、一年間のお金の管理をすることができます。
交際費にいくら使ったのか、旅費交通費にいくら使ったのか、何となくでも知っておくと将来役に立ちそうですよね。
貯金もしやすくなりますし、将来的にじぶんのお店を持ちたいと考えているかたにはぜったいに必要なスキルです。
クラブのオーナーさんを担当させていただいたことがありますけど、日々のお金の管理がすごく大変そうでした。
親や会社にバレないで済む
ホステスをされている方のなかには、親や会社にバレないようにしたいと思っているかたもおられます。
そういうばあいも、きっちりと確定申告をしていれば、バレるリスクはぐっと下げることができます。
親や会社にバレる原因は「住民税の金額が高くなること」です。確定申告で住民税を「自分で納付」をえらべば、親や会社にバレることはほぼないです。
まとめ
確定申告をして損をすることはないです。わたしもじぶんの確定申告をしていますが、最初だけめんどうであとすこし不安でした。でもさいしょを乗り切ってしまえば、すぐに慣れますし、意外とかんたんです。
それにいまは便利な会計ソフトがたくさんあります。初心者のかたでもわかりやすく作りになっているので試してみるのがいいと思います。
✔ホステスさんにおすすめのクラウド会計ソフト
- freee:初心者向けのクラウド会計ソフト。一番カンタンに確定申告書が作れます。メールアドレスを登録するだけで、1ヶ月無料でお試しできます。
- マネーフォワード:中級者向けのクラウド会計ソフト。こちらもメールアドレスを登録するだけで、1ヶ月間無料でお試しできます。
- 弥生会計:老舗の会計ソフト。多くの中小企業で利用されています。クラウド会計についてはやや遅れ気味。
✔ホステスさんにおすすめの税理士紹介サービス
- 税理士ドットコム:老舗の税理士紹介サイト。質のよい税理士が多数在籍している。掲示板もあるので、他の人の悩みも覗けるのが好評。相談料は無料です。
- ベンチャーライフ:格安で確定申告をしてくれる税理士を紹介するサービス。お問い合わせで、要望を伝えるだけで、あなたにぴったりな税理士を紹介してくれます。
- シェアーズ:個人事業主に強いがある税理士紹介サービス。ただ、ネットであまりいい評判を聞かないです…