「白色申告で確定申告をしたい」
「白色申告でおすすめのソフトはどれ?」
上記のような疑問に、会計事務所歴5年のホスメモがお答えします。
白色申告をするのであれば、freeeもしくはやよいの白色申告オンラインがおすすめですよ。
freeeは質問に答えるだけで、申告書ができあがる仕組みなのでもっとも申告書を作りやすいです。
いっぽうでやよいの白色申告オンラインは申告書作成にはちょっと手こずるかもしれませんが。ずっと無料で利用できます。
白色申告ソフトのおすすめはどれ?
白色申告ソフトのおすすめはこちらです。
- freee
- やよいの白色申告オンライン
1、freee
ほかの記事でも書いていますが、freeeは確定申告書を作ることにかんしてとても丁寧です。
「白色申告で確定申告書つくる」を最大の目的にするのであれば、freeeが一番カンタンです。
freeeで確定申告書を作ってみました!
想定
・副業エンジニア
・副業で300万
・給与400万
・配偶者有
・白色申告freeeは帳簿の修正がめんどうですが、確定申告書を作ることに関してはとても親切です
初心者の方でも確定申告書を作れますよ#freee#確定申告 pic.twitter.com/ADCxH5rMOG
— ホスメモ (@hosmemo) February 2, 2020
なぜ簡単かというと、申告書に直接記入しなくていいから。
freeeが別途用意した質問に答えていくうちに、申告書に数字が反映されていく仕組みなんです。
確定申告書には第一表、第二表等ありますが、これらの計算の仕組みを理解していなくても申告書が作れます。
だからfreeeは初心者さんにもっともおすすめの会計ソフトなんですよ。
簡易的な確定申告書の作り方はこちらから。
2、やよいの白色申告 オンライン
ずっと無料で使えるのがやよいの白色申告オンラインです。
無料で使えるので、焦ることなく作業ができるのがいいですよね。
ぶっちゃけると、確定申告でもっとも大事なのは申告書の作成ではなく、「いかに正確な帳簿を作れるか」です。
その点、やよいの白色申告オンラインは無料で帳簿を作り続けられるのでおすすめです。
ただし確定申告書の作り方については、freeeに比べて難易度が上がります…。
申告書の仕組みをある程度理解しないといけないので、時間がかかる。
なので帳簿はやよいの白色申告オンラインで作り、データをエクスポートしてfreeeで申告書を作るという方法もありだと思います。
もちろん手間はかかりますが、申告書が作れなくて税理士に依頼する人がほとんどなので検討はすべきですね。
確定申告の税理士費用は10万円ほどかかりますから…。
やよいの青色申告のレビューですが、参考になるとおもいますので時間があるときにどうぞ。
白色申告から青色申告に変えるべき?
白色申告から青色申告に変えるべきなのか、考えてみました。
結論、確定申告さえきちんとすればどっちでもいいです。
もちろん損しないのは青色申告ですけれどね。
- なんとなく不安なら変えなくてもOK
- 青色申告のほうが圧倒的に有利です
1、なんとなく不安なら変えなくてもOK
「白色申告なら税務調査に入られない」という噂を信じて、青色申告にしない方がおられるのですが、信じるか信じないかはあなた次第です。
白色申告でも、プロの目からみて帳簿がおかしいと思われるものや消費税の確定申告が未提出のままだったりすれば、税務調査に入られます。
なので青色申告だから入られやすいというのは、ちょっと違う。
税務調査もビジネスなので売上規模が大きいところを優先されるのですが、青色申告されている方のほうが売上規模は大きいんですよ。
65万円の控除が使えますし。
どちらでも税務調査リスクは変わらないですが、「なんとなく不安」なのであれば白色申告のままでOKです。
ホスメモ :どのくらいの確率で税務調査に入られるの?【個人事業主向け】
2、青色申告のほうが圧倒的に有利です
どちらでもいいとはいいましたが、節税面を考えると青色申告のほうが圧倒的に有利です。
- 65万円控除
- 青色専従者給与
- 貸倒引当金の計上
- 赤字の3年間繰り越し
- 過去3年間で繰り戻し還付
有名なのは青色申告特別控除の65万円でしょうか。
こちらを適用すれば、所得よって節税額はかわりますが、だいたい30万円ほどの節税効果があります。
でかいですよね。
ほかにも、家族に青色専従者給与を払えるので、財布が一緒であっても労働の対価として適正な金額を経費にできます。
さらに3年間赤字が繰り越せて、経費のように使えたり。
白色申告では赤字の繰り越しはできませんからね。
節税効果を考えるのであれば、まちがえなく青色申告にすべきです。
もちろんなんとなく不安なのであれば、白色申告のままで大丈夫。
どちらを選ぶかはあなたの自由です。
ホスメモ :青色申告の65万円控除の節税効果はいくら?検証してみました
まとめ:白色申告ソフトのおすすめはfreeeかやよいの白色申告オンライン
白色申告ソフトのおすすめはこちらでした。
freeeは確定申告書が作りやすくて、やよいの白色申告オンラインはずっと無料なのでおすすめでした。
美味しいどこどりをするのであれば、帳簿作成はやよいで済ませて、確定申告の作成はfreeeでするのもありかもしれません。
また白色申告のままにすべきなのか、青色申告にすべきかで悩む方が多いのですが、どっちでもいいと思いますよ。
節税したいなら青色申告すべきですけれどね。
なんとなく不安なら白色申告のままでも大丈夫です。
大事なのは期限までにきちんと確定申告を済ませることですから。