「確定申告したいのに、源泉徴収票がない…」
「会社に連絡したいけど、事情があってできない…」
「源泉徴収票がないままで、確定申告はできるの?」
このような疑問に答えします。じつは2019年4月以降の確定申告からは、源泉徴収票の提出が不要になりました。しかし、2019年3月15日までに提出する確定申告では必要になります。
とはいえ、源泉徴収票がないと、給与や源泉所得税などの金額がわからないので準備をする必要はあります。
それに転職時にも源泉徴収票を求められますよね。
確定申告で源泉徴収票がないときの対処法
繰り返しになりますが、2019年4月以降の確定申告から源泉徴収票の提出が不要になります。
次に掲げる書類については、確定申告書等に添付し、又は確定申告書等の提出の際提示することを要しないこととするほか、これに伴う所要の措置を講ずる。
①給与所得、退職所得及び公的年金等の源泉徴収票
⑤特定口座年間取引報告書
(注)上記の改正は、平成31年4月1日以後に提出する確定申告書等について適用する
国税庁:源泉徴収票
しかし、今年の確定申告は2019年3月15日までなので、源泉徴収票も提出しなければいけない決まりになっています…(電子申告の場合は提出しないでOK)
そこで、源泉徴収票がないときの対処方法をご紹介します。こちらです。
- 勤務先の会社に問い合わせる
- 税務署に問い合せる
- 給与明細書で代用
勤務先の会社に問い合わせる
まずは勤務先の会社に問い合わせましょう。給与担当の人がすぐに印刷してくれると思いますよ!
でもこの記事を読んでくれている方は、おそらくすでに会社を退職された人ですよね?おそらくですが…
退職先の会社でもメールで連絡をすれば、源泉徴収票をPDFで送ってくれると思います。もしくは郵送で。
これは税法で決まっている会社の義務なのですので、申し訳ない気持ちはゼロでOKデス。
法律で支払を受ける者等への交付が義務付けられている法定調書は、次のとおりです。
(1) 給与所得の源泉徴収票
(2) 退職所得の源泉徴収票
(3) 公的年金等の源泉徴収票
以下省略
国税庁:源泉徴収票の交付義務
もし連絡をしても源泉徴収票をもらえないときは税務署に電話しましょう。
税務署に問い合わせる
源泉徴収票を交付しない企業は、税法に違反してますので、事情を税務署に伝えてみてください。もしかしたら、税務署の職員から会社の方に指導をしてもらえるかもしれません。
でも「退職した会社とこれ以上関わりたくない…」と考える人がほとんどだと思います。その旨を税務署につたえれば、「源泉徴収票の不交付の届出書」を提出してくださいと言われると思います。
正直めんどいですね…
そこで私がおすすめするのは、とりあえず源泉徴収票を添付しないで提出してしまう手法ですw
給与明細書で代用する
ようは、1年間の給与額と源泉所得税額がわかればいいです。なので、1年分の給与明細書があれば、給与と源泉所得税の金額を計算できますよね?
この金額を、確定申告書に入力してしまえば、とりあえずOKです。
ほんとうは確定申告書の添付書類として、源泉徴収票をつけることになっていますが、事情が事情なので、とりあえず提出してみるのもアリだと思いますよ。
ちなみに私は2018年分の確定申告で源泉徴収票のコピー(本来は原本でないとダメ)を添付して、郵送しましたが、なにもつっこまれませんでした。じつは青色申告の適用年度を間違えて、税務署から連絡は来てたんですけど…
でも税務署からお尋ねがあるか、不安になりたくない方は、税務署に相談してみたほうがいいですよ。もしくは担当の税理士に相談してみてください。適切な対処方法を教えてくれると思います。
最近の手法!退職代行に依頼する
最近では退職代行というビジネスが流行っており、こちらを利用するものアリだと思います。
たとえば「8月や12月の賞与をもらってから仕事を辞めたい」と考えていたとしましょう。
でも「給与泥棒と思われたくない…」、「しっかり賞与を払ってもらえるか不安だ」と思う方が多いはず。
そこで弁護士による退職代行で、賞与をもらってからきっぱり辞めてしまうわけです。
退職の報告は弁護士が行ないますし、源泉徴収票や離職票の回収してくれるので手間はありません。
さらに、
- 退職金の請求
- 有給休暇の取得
- 未払残業や給与の請求
などにも依頼できます。
費用は着手金が税込み55,000円で、成果報酬が20%も取られてしまいますが、、、
ストレス無く会社を辞めれて、かつもらえるはずなかった残業代等を回収できるのであれば「安いのかな」と思います。
まあ、こちらは最終手段として知っておくだけでもいいかもですね!
弁護士法人みやびなら無料で相談できるのでメールしておくといいですよ。
ちなみにLINEよりもメールで相談したほうが匿名性が高いのでメール相談の方がいいと思います。
それに友達追加してしまうと、頻繁に通知が来てしまうので。メールなら気にならないです。
まとめ:確定申告で源泉徴収票がないときは税務署に相談が確実です
2019年4月以降の確定申告からは源泉徴収票の提出が不要になりました。しかし、今年の確定申告では、まだ源泉徴収票は必要です。
もし会社から源泉徴収票をもらえない方は、税務署や税理士に相談してみましょう。
もしくは源泉徴収票を添付しないで、とりあえず確定申告書を提出してしまう方法もアリだと思います。責任は取れないですが、会社が源泉徴収票を発行してくれないなどの事情があれば、おおめに見てくれるかもです。
最終手段としては、残業代等の回収を含めて弁護士法人みやびに依頼するのもアリですね。
ところで転職では源泉徴収票が必要かご存知でしょうか?
転職時に源泉徴収票を出せないor出したくないという方が多いので、「源泉徴収票で過去がバレる?転職では提出しないとダメ?【年末調整】」に対処法をホスメモでは公開しています。
また大手へのキャリアアップでおすすめの転職サイトは「失敗しない転職サイトの選び方!経理におすすめなのは3つだけ」を参考にどうぞ。
これから経理や会計事務所に転職を考えている方は「経理に転職したら年収はいくら?会計事務所よりも稼げる?」や「稼げる?会計事務所に転職したら年収はどのくらい?【未経験可】」が参考になるとおもいますよ。
会計業界は資格がないと稼げないので、私としてはプログラミングスキルを身につけてIT業界に転職することをおすすめしたいですけど。
✔️転職前にスキルを身につけたい方
・TechAcademy:オンラインでプログラミングを学べる。業界では有名。費用は20~30万円ほど。
・テックキャンプ:教室でプログラミングを学べる。未経験OK。費用は60~80万円と高め。
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