会計ソフトはいつから使うべき?使わなくても平気なの?【確定申告】

「会計ソフトはいつから使うべき?」

「使わなくても平気なの?」

「確定申告には必要?」

 

上記のような疑問にお答えします。

 

結論をいうと、経営状況を把握したいのであれば会計ソフトは早めに使うべき。

でも確定申告をしたいだけであれば、2~3月だけ会計ソフトを使うのもアリですね。

 

会計ソフトはいつから使うべき?

会計ソフトをいつから使うべきか考えました。

 

  1. 副業や事業を始めたらすぐに
  2. 確定申告時の2~3月だけ

 

上記の2パターンあります。

 

副業や事業を始めたらすぐに

できれば、副業や事業を始めたらすぐに会計ソフトを導入したほうがいいです。

 

なぜなら「どの費用にいくらかかっているのか」をすぐに把握できるから。

会計ソフトで帳簿を作成するのことで自分を経費を見直せるんですよね。

 

すぐに節約しやすいのは通信費。

ほとんどの方が、インターネットと携帯通信料を払っていますが、内容を全然把握していません。

 

たとえばSIMフリーの携帯で、ビックローブと契約すれば、電話番号あり+3GB/月で月額2,000円以下にできます。

 

それにも関わらず、ほんどの方がドコモなどのキャリア携帯で月額1万円前後払っていますよね。

 

こんな感じで、会計ソフトで帳簿を作ればおのずと自分の経費を見直すので「こんなに携帯代を払う必要はないな」と気づけるわけです。

 

ほぼ間違えなく、削れる経費は見つかるので、その節約額を考えれば会計ソフトを導入しても費用は増えないです。

 

確定申告時の2~3月だけ

確定申告時の2~3月だけ、会計ソフトを使うのもアリです。

 

おそらくほとんどの方が、確定申告時のみ利用していますね。

 

2~3月だけ会計ソフトを使うのであれば、マネーフォワードやfreee、弥生の利用料を安いですし。

 

たとえば2ヶ月間だけ会計ソフトを使って、帳簿を作り,確定申告書まで作成すれば、確定申告を3,000円以下で済ませます。

それにどの会計ソフトも1ヶ月間は無料で使えます。(利用制限はありますが…)

 

税理士に依頼すると10万円近くかかるので、そう考えるとかなり安いです。

 

でもその代わり、2~3月で一気に仕上げるので、間違えや経費漏れが出てきやすいです…

最悪、自力で確定申告できなかったときは税理士に依頼することになるので、繁忙期につき、費用が当初よりもかなり弾みます…

 

私としては毎月コツコツ帳簿を作られた方が、いいと思いますよ。

そのほうが貯金もしやすいのでw

 

つづいては会計ソフトを使うメリット・デメリットについて深堀していきます。

 

会計ソフトを使うメリット・デメリット

会計ソフトを使うメリット・デメリットをまとめました。

 

メリット

  1. 複数帳簿が作れる
  2. 確定申告書も作れる
  3. 経費漏れやミスに気づける

 

デメリット

  1. 費用がかかる
  2. 簿記の知識が必要

 

メリット:複数の帳簿が作れる

会計ソフトのメリットは仕訳をつくるだけで複数の帳簿を同時に作れるところですね。

 

たとえば下記のような仕訳を作れば、

 

日付 借方 借方金額 税区分 / 貸方 貸方金額 税区分 摘要
4/1 通信費 1,100 課税仕入れ10% / 現金 1,100 freee

 

損益計算書に数字が飛ぶのはもちろんで、現金出納帳、仕訳日記帳、総勘定元帳にも数字が飛びます。

 

つまり、一つの仕訳を作成することで、複数の帳簿を同時に更新できます。

 

青色申告をされいるのであれば、仕訳日記帳や現金出納帳等の作成が要件にありますので、会計ソフトで同時に作成されるのがラクですよ。

 

また青色申告の65万円控除は、2020年度分の申告から電子帳簿or電子申告であれば65万円控除が受けれます。いっぽうでそれ以外は、55万円控除に減額されます。

 

手間を削減し、控除を受けて節税するなら、会計ソフトを使うべきですね。

 

メリット:確定申告書も作れる

いまの会計ソフトは、帳簿の作成だけではなくて確定申告書も作れます。

 

なので、会計ソフトをマスターしてしまえば税理士に確定申告を依頼しないで済むんですよ。

 

税理士の確定申告料は相場が10万円ほどですし、しかもこれが毎年ですよね…

 

でも会計ソフトで確定申告書まで作れるようになれば、この分の固定費が削減されます。

 

毎年10万円を節約できるなら、会計ソフトで確定申告書を作成したほうがいいですよ。

 

確定申告書の作成に限っては、freeeがとても使いやすいのでおすすめです。

 

メリット:経費漏れやミスに気づける

ご自身で、会計ソフトに帳簿つけていれば、経費漏れや帳簿のミスに気づけます。

 

実際に私の親族が税理士に依頼していて起きたミスなのですが、不動産収入があるにもかかわらず、固定資産税が経費から漏れていました…

 

2件の不動産を個人で所有しているので、2件分の固定資産税が計上されていないと経費漏れになるのですが、1件しか計上されていませんでした…

これを10年間繰り返されたので、損失額は約60万円でした。

 

私が帳簿を作成するようになって、初めて気がついたミスなんですよね…

 

こんな感じで、ご自身で会計ソフトを使い帳簿を作っていればミスに気づけます。でも資料を渡しただけで、すべてお任せしていると間違えが起きるんですよ…

 

数字は一桁違うだけで、全く内容が変わってくるので、完全に他人に任せるのはリスク高めです…

 

デメリット:費用がかかる

会計ソフトのデメリットは費用ですよね…

 

クラウド会計ソフトなら年間で1~2万円かかります。

でも会計ソフトを導入したことで、節約、節税できた金額を考えればそれほど高くはないと思いますよ。

 

またいまの会計ソフトは、パッケージ商品が増えていて、定額料金を払えば会計ソフト、請求書ソフト等が使えるようになります。

 

とくにマネーフォワードはお得で、月額1,280円で、下記の商品がすべて使えます。

 

・会計

・給与

・請求書

・経費精算

・タイムカード

・マイナンバー管理

 

 

いらない製品もあるかもですが、会計ソフト、給与計算ソフト、請求書ソフトつきで、月額1,280円は安いです。

 

freeeなら給与計算ソフトだけで、月額1,980円ですからね。

 

デメリット:簿記の知識が必要

簿記の知識がなくても、会計ソフトに従って仕訳や帳簿を作るのはカンタンです。

 

しかしながら、その仕訳や帳簿が本当に正しい処理なのか判断するには、けっきょく簿記の知識が必要なんですよね。

 

たとえば損益計算書で水道光熱費を見たときに、なにをチェックすべきか分かりますでしょうか?

私だったら下記についてチェックします。

 

  1. 電気代、ガス代、水道代がそれぞれ12ヶ月分計上されているか
  2. 数字に大きな変動はないか

 

水道光熱費って、毎月かかる固定費なのでそれぞれ12ヶ月分あるはずです。

水道代は2ヶ月ごとの請求が一般的ですが。

 

なので、まずは経費漏れがないかチェックします。

また手入力だとミスで他の勘定科目で電気代が計上されたりもします。

 

で、そのつぎは金額が大きく変動していないかをチェック。

水道光熱費は固定費なのでほぼほぼ変動はないです。

一般的に7,8月はエアコンを使うので電気代等が高くなりますが。

 

もし数字が妙に大きかったり、小さかったりすれば間違えている可能性があるというわけです。

 

こんな感じで、帳簿をチェックします。

まあこれは簿記の知識というより、データから推論できる力があるかですけど。

 

いずれにせよ、簿記や税金の知識をたよりに、「正しく帳簿が計上されているのか」を探り当てていきます。

 

まとめ:会計ソフトは早めに使いましょう。いつから使うか悩む時間がもったいないです

 

会計ソフトをいつから使うべきタイミングは、

 

  1. 副業や事業を始めたらすぐに
  2. 確定申告時の2~3月だけ

 

使用すればOKでした。

 

私としては、副業や事業を始めたらすぐに使った方がいいと思いますよ。

儲かっている経営者は、じぶんの帳簿はだいたい把握してますからね。

 

逆にどんぶり勘定な経営者は、いっとき儲かっても長くは続かないです。

 

「会計ソフト使おうか、どうしようか」で悩むくらいなら、無料でマネーフォワードとfreeeと弥生をすべて使ってみてください。

 

で、どれが自分に合うのかぜんぶ試しましょう。

私は実際にfreeeとマネーフォワードで確定申告書を作りました。

 

けっきょくは自分が使いやすい会計ソフトが一番良いので。

 

✔個人事業主におすすめのクラウド会計ソフト

  • freee:初心者向けのクラウド会計ソフト。一番カンタンに確定申告書が作れます。メールアドレスを登録するだけで、1ヶ月無料でお試しできます。
  • MFクラウド:中級者向けのクラウド会計ソフト。こちらもメールアドレスを登録するだけで、1ヶ月間無料でお試しできます。
  • 弥生会計:老舗の会計ソフト。多くの中小企業で利用されています。クラウド会計についてはやや遅れ気味。

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