「法人の確定申告の期限を知りたい…」
「決算のスケジュールはどう?」
「決算で必要な書類は?」
このような疑問にお答えします。法人の確定申告は決算月より、2ヶ月以内です。決算月の確認方法も合わせてお伝えしますね。
法人の確定申告の期限は決算月より、2ヶ月以内です
法人は決算月より2ヶ月以内に申告をするのが期限です。
個人では毎年、3月15日までに確定申告をすれば良かったですが、法人だとそれぞれに決算月が違うので、申告する時期もバラバラです。
「決算月を忘れてしまった」という方は、定款を開いてください。そこに事業年度が記載されていますよ。
決算月の確認方法
決算月は、定款に記載されている事業年度で確認できます。
定款に下記のように記載されていると思いますので、探してみましょう。
(事業年度)
第○条 当会社の事業年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までの年一期とする。
定款
上記の場合は、決算月は3月です。なので、法人税の申告書を提出するのは2ヶ月以内にあたる5月末までには提出する必要があります。
ここからは法人の決算から申告までのスケジュールを紹介します。
法人の決算までのスケジュールを確認しましょう
法人の申告は、個人とちがって、準備する資料が多くなります。また提出する書類が倍以上になるので、早めに準備することが大事です。
イメージをしていただくために、3月決算の法人が法人税の申告をするまでのスケジュールをまとめてみました。(申告書の提出は5月末までのケースです)
- 4月・・・・資料を集める
- 5月初旬・・会計帳簿の作成
- 5月中旬・・法人税申告書の作成
- 5月下旬・・法人税申告書の提出
決算月後の1ヶ月間は、決算で必要な資料を集めましょう。ここがけっこう大変です…なにが必要なのかはこのあと説明しますね。
つづいて、会計帳簿を作成します。法人であっても、会計帳簿を個人で作ることはできますが、個人のケースとはちょっと違うので、不安な方は税理士に一任したほうが安心できますよ。
そのあとは、法人税申告書を作成して提出でおわりです。法人税申告書は個人で作成するには、手間がかかりすぎますし、かなり専門的な内容なので税理士に任せるしかないのが現状です…
決算で必要なもの
法人の決算で必要な資料をまとめました。ごく一部のみですが、参考までにどうぞ。
- 売上の請求書
- 経費の領収書
- 売掛金
- 買掛金
- 通帳明細
- カード明細
- 棚卸し残高表
- 借入金の返済予定表など
個人とちがって、法人では内訳概況書という書類も作成し、提出するので残高を確定させることが大事です。なので、通帳の残高、売掛金の残高、買掛金の残高といように、「残高がいくらあるのか」ということに、とても注目しています。
決算月がすぎれば残高は確定されるので、早めに資料を集めておき、会計帳簿の入力をするめるがおすすめです。あとから、「ほかの資料が出てきた!」というハプニングがよくありますので、早めの行動が大事ですね。
まとめ:法人の確定申告は早めに準備しておきましょう!決算の2ヶ月後が期限です
法人では決算月をそれぞれで選べますが、確定申告をするのは決算月の2ヶ月後です。
決算月を忘れてしまった方は定款を見てみましょう。事業年度が書いてあるので、決算月がわかりますよ!
法人税申告までのスケジュールとしては、最初の1ヶ月で資料を集め、2ヶ月目で会計帳簿と申告書を作成し、月末に申告書を提出するイメージです。
しかし、たいていトラブルがあるので、早めに行動するのが大事ですよ。あわてて、節税できなかった…というようなことがないようにしてください(・ω・ゞ
それは今日はここまでにします。
決算は大変なので、早め行動がいいですよ