確定申告のときに、支払調書が必要ですよね。
「支払調書っていつ送られてくるの?」
「支払調書がもらえないときはどうすればいい?」
「支払調書の見方は?仕訳はどのようにすればいい?」
このような疑問にお答えします。
支払調書は2月の初旬にはもらえるはずです。なぜかというと、雇用主は「法定調書合計表」という書類を提出するときに、支払調書を作成するからです。
支払調書がもらえるのは2月初旬です
支払調書がもらえるのは2月です!なぜかというと法定調書合計表の提出期限が1月31日だからです。
雇用主は、個人、法人に関係なく、法定調書合計表っていう書類を税務署に提出しています。この法定調書合計表を作成するときに、法定調書も作成しています。
このように雇用主は、法定調書も税務署に提出しているので、税務署の方はすでにあなたの報酬を知っています ww
支払調書をもらえないときは、報酬明細書で売上と源泉を計算!
支払調書をくれない雇用主もいます…なぜかというと、支払調書の提出義務がないケースもあるからです。
とはいっても、ほとんどの経営者は、「支払調書をください」と言われれば、発行してくれます。大事な取引先ですからね。
でももし、支払調書がもらえなくてもなんの問題はないです。支払調書は、1年間で受け取った報酬額と源泉所得税額が書かれているだけです。なので、報酬明細書の合計額とおなじはずです。
支払調書がもらえない人は、自分で1年間の報酬額と源泉所得税額を計算すればいいだけになります。
確定申告のときに、支払調書を提出しなくて大丈夫
確定申告のときに支払調書がなくても大丈夫です!
なんと、確定申告で支払調書を提出する義務はないんです。これは電子申告ではなく、郵送のときも同じです。
一方で、源泉徴収票は電子申告以外の方法で提出するときに添付しないとダメです。なんだかわかりづらいですが、ようは、支払調書はなくても平気だということをお伝えします。
支払調書の見方はカンタンです
注目すべきは、支払金額と源泉徴収税額です。
用語の説明
- 支払金額=売上
- 源泉徴収税額=報酬から引かれていた所得税の金額
支払調書を見れば、年間で受け取った報酬額と天引きされていた所得税がわかります。この金額を帳簿に入力しましょう。
支払調書の仕訳例
支払調書の仕訳もカンタンです。
借方勘定/補助科目 | 借方金額 | 貸方勘定/補助科目 | 貸方金額 | |
① | 現金 | 2,520,056 | 売上 | 2,654,000 |
② | 預け金 | 133,944 |
これをfreeeでやるとこんな感じです。
freeeでは振替伝票も作れるので、こんな感じで支払調書の仕訳もつくれちゃいます。
freeeで確定申告書を作りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ちなみに預け金は、雇用主に天引きされていた源泉所得税のことです。これはBS、貸借対照表の流動資産ですね。
よくわからない方は気にしなくて平気ですw
税金の金額が変わるわけではないので、確定申告ではどうでもいいです。
ちなみに支払調書にはマイナンバーを書かなくて平気です
支払調書にマイナンバーを記載する欄があるのですが、今のところ未記入のままで平気です。
そもそも支払調書は、確定申告で提出しないのでマイナンバーを気にしなくて大丈夫です。ちなみに確定申告書にもマイナンバーを書かなくても提出できますよ。
詳しくは「ホステスはマイナンバーを教えなくていい?」で確認してみてください。
まとめ:支払調書がもらえるのは2月!けっきょく、もらえなくて平気です
支払調書がもらえるのは、法定調書合計表の提出期限である1月31日以降です!
もし支払調書がもらえなくても、報酬明細書から売上と源泉所得税の金額を計算するば問題なしです。
とはいえ、ほとんどの雇用主の方は、支払調書を発行してくれると思いますのでお願いしてみましょう。